2012年度のスチール缶リサイクル率は、90.8%と過去最高を達成
  1. 経済産業省・産業構造審議会のガイドライン目標を、12年連続で達成。
  2. 2011年度実績90.4%を更に上回り、過去最高を達成。
2012年度〜2013年度における鉄スクラップの市場動向
  • 2012年の世界の粗鋼生産量は15億5千万トンと史上最高を記録し、世界的に鉄鋼原料としての鉄スクラップの需要も高レベルを維持しています。
  • 日本の粗鋼生産量も年間1億トンを維持しており、鉄スクラップは自給できる貴重な原料として高い需要を維持しています。
スチール缶リサイクルに関わる調査結果
((2011年度:90.4%⇒2012年度:90.8%))
  • 飲料用スチール缶の材質が高品質であることは、受け入れ先である鉄鋼メーカーには以前から理解されていましたが、リサイクル事業者にも周知が拡大しています。
  • スチール缶の一部が高付加価値化のためシュレッダー処理され、スチール缶スクラップ(Cプレス・Cシュレッダー)以外の規格で製鉄原料として鉄鋼メーカーに受け入れられていることから、2009年度よりリサイクル事業者等を追加調査しています。
  • シュレッダー設備の高性能化で鉄スクラップの加工精度が向上してきていることから、異物の多いCプレスや質の悪いCシュレッダーがシュレッダー処理され、高付加価値化されています。
  • 各自治体の分別排出の方針に則って、地域住民による分別排出への協力の度合いが高まっていることが窺え、全国的にスチール缶スクラップの品質は一般的に向上しています。但し、自治体間での品質にはいまだに大きなばらつきがあります。
  • 自治体が受け入れている事業系のスチール缶スクラップの品質は、家庭から分別排出されるものよりも一般的に劣っています。
2012年スチール缶リサイクル率は90.8%
スチール缶消費重量664千トンに対して再資源化重量603千トンでした。
2012年度
  2003
年度
2004
年度
2005
年度
2006
年度
2007
年度
2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011
年度
2012
年度
消費重量(千トン) 911 908 868 832 834 772 699 685 682 664
再資源化重量(千トン) 797 791 770 732 710 683 623 612 617 603
リサイクル率(%) 87.5 87.1 88.7 88.1 85.1 88.5 89.1 89.4 90.4 90.8
スチール缶リサイクル率の算出方法
スチール缶が販売されてから回収再利用されるまで3ヶ月かかると見做して、消費重量は2011年1〜12月、再資源化重量は2011年4月〜2012年3月のデータにより算出しました。

再資源化重量 = 90.4%
消費重量
  • 消費重量 = スチール缶出荷量 − 缶詰輸出量 + 缶詰輸入量 + 空缶輸入量
  • 再資源化重量 = スチール缶スクラップの鉄鋼メーカー等購入量 −(アルミ蓋重量 + 異物)
全国の電炉メーカー・高炉メーカー・鋳物メーカー・ペレットメーカー等にスチール缶スクラップ(Cプレス及びCシュレッダー)利用量に関する調査票を送付、その回答を集計。

これに、全国の鉄スクラップ取扱事業者のシュレッダー処理工程においてCシュレッダー以外の規格で製鋼原料として再資源化されたスチール缶の量を算出して加えた(調査により把握できた量を計上)。

上記集計値からスチール缶スクラップに含まれている飲料缶用アルミ蓋の重量及び水分等の異物を除いて算出。

【参考資料】Cプレス価格推移
    H2・特級とCプレスの価格推移(2012年2月〜2013年8月)
関東地区電炉平均(実勢)
関東地区電炉平均
東京製鐵岡山工場(月末建値)
関東地区電炉平均
(東京製綱株式会社公開データより作成)
※グラフをクリックすると大きくしてご覧いただけます。
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