市民に一定の役割を担ってもらいたい。これが分別排出の発想の原点となったわけですが、ここで市職員の意見は“できる”“できない”“?”の3つに分かれました。それは分別排出という発想が、納税者である市民に手間をかけさせないのが理想的な住民サービスである、という行政思想と全く異なるものだったからです。 果たして市民の協力が得られるだろうか。もちろん批判の声はありました。しかし、“なぜもっと早く言ってくれなかったんだ ”“それくらいは市民の義務だ”など、予想外に多くの温かい励ましを受けました。こうして多くの自治会が、率先して資源ごみ収集に協力してくれるようになったのです。 清掃行政を市に任せるのではなく、市民自らが社会的責任を自覚し、一体となってごみの減量・資源化を図る。この沼津市での分別収集システムは、「沼津方式」と呼ばれるようになり、その後全国各地へと広まりました。
沼津市では、99年4月からプラスチックごみも加わり、現在4分別収集が行われている。99年度の資源化量は1万2,210t、資源化率は22.6%におよび、さすがに市民のごみ問題に対する意識は非常に高い。
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