なぜスチール缶はリサイクル率が高いのか?

2019年度、分別収集は全国の99.0%の区市で実施されています。

その中でスチール缶を分別の対象にしている区市は96.7%と高い割合を示しています。

このように各自治体で「家庭ごみとして分別して出せば簡単にリサイクルされる」分別回収システム(分別収集・資源化処理)の普及があるためにスチール缶は高いリサイクル率を保持できるのです。

分別収集を実施している自治体の割合

2018年度スチール缶の資源化に関するアンケート実施状況

当協会では、自治体の分別収集への取り組みの現状を把握するために、スチール缶の資源化という点に焦点を絞り、収集方法や資源化施設の状況等についてのアンケート調査を毎年行い、情報提供につとめています。

調査対象期間 :
2019年4月~2020年3月
実施時期 :
2020年5~7月
対象 :
全国の市及び東京23区(計815区市)
回答自治体数 :
741区市
回収率 : 
90.9%
人口カバー率 : 
総人口の86.1%
注・総人口は総務省統計局「2019年度10月1日現在推定人口」126,167千人

スチール缶のスクラップは、全国73の製鉄工場でいろいろな鉄製品に再生されています。

2019年の世界の粗鋼生産量は約18億7千万トンで、3年連続で過去最高の生産量を更新しました。新興国を中心に増産が続きましたが、日本の生産量は約9,929万トンで、10年ぶりに1億トンを割り込みました。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により中国を除く主要国は大幅な減産となっていますが、スチール缶スクラップは高品質で有用な製鋼原料として、引き続き高い評価を得ています。

住民の協力による分別排出の徹底、自治体や事業系の分別収集システムの完備、資源化センターやスクラップ加工業者の選別・加工精度の向上などにより、スチール缶スクラップの品質は年々向上しています。

缶スクラップの一部がシュレッダー処理されて、缶スクラップ以外の規格として流通したことにより、2008年度からシュレッダー処理された量の一部を把握しています。