分別収集を行っている区市は全国の98.6%に及びますが、分別収集を行う際に利用する排出容器は、ポリ袋などを利用する自治体が54.6%と半数を占め、コンテナや網カゴの利用は37.8%でした。
コンテナや網カゴを利用する場合は「缶専用」の排出容器としている割合が高いのに対し、ポリ袋などの場合は「缶専用」に利用する場合と「他の資源物との混合」の排出容器として利用する場合が半々程度でした。
また、収集に利用する車はパッカー車が最も多く、「平ボディー車」が次に多く使われています。

収集されたスチール缶は42.9%が区市の施設、31.2%が民間業者の施設へ搬入し、選別・プレス加工などを実施しています。
施設に持ち込まれたスチール缶の86.2%がブロック状のプレスに加工されますが、シュレッダー加工等も一部の区市で行われています。
収集した缶の持ち込み先
区市の施設が減少傾向にある。またその他として複数の施設に持ち込む場合が、5.2%ある。
| |
平成22年度 |
平成15年度 |
平成10年度 |
| 区市数 |
割合% |
区市数 |
割合% |
区市数 |
割合% |
| 区市の施設 |
291 |
42.9 |
294 |
44.9 |
260 |
48.1 |
| 一部事務組合の施設 |
128 |
18.9 |
157 |
24.0 |
95 |
17.6 |
| 民間業者等の施設 |
212 |
31.2 |
228 |
34.8 |
181 |
33.5 |
| 公社等 |
5 |
0.7 |
5 |
0.8 |
4 |
0.7 |
| その他 |
35 |
5.2 |
− |
− |
− |
− |
| 不明 |
8 |
1.2 |
− |
− |
− |
− |
| 回答自治体数 |
679 |
100.0 |
655 |
100.0 |
540 |
100.0 |
注1.平成22年度調査は択一回答、平成15年度10年度調査は複数回答
注2.平成22年度より「その他」を追加。例としては区市の施設と民間業者の施設など複数の施設に持ち込んでいる場合など
選別・加工後の形態
9割近くがプレス加工されている。
| |
平成22年度 |
平成15年度 |
平成10年度 |
| 区市数 |
割合% |
区市数 |
割合% |
区市数 |
割合% |
| スチール缶プレス |
585 |
86.2 |
573 |
87.5 |
439 |
81.3 |
| 丸缶など |
51 |
7.5 |
38 |
5.8 |
40 |
7.4 |
| シュレッダー |
16 |
2.4 |
29 |
4.4 |
27 |
5.0 |
| 1缶プレス |
2 |
0.3 |
2 |
0.3 |
8 |
1.5 |
| 選別・加工はしない |
14 |
2.1 |
− |
− |
− |
− |
| 不明 |
11 |
1.6 |
13 |
2.0 |
26 |
4.8 |
| 回答自治体数 |
679 |
100.0 |
655 |
100.0 |
540 |
100.0 |
注.平成21年度調査より「選別・加工しない」を追加

 スーパー・コンビニ、オフィスビルの自動販売機には空き缶の回収ボックスが設置されています。また、ホテルなどの飲食業でも容器包装などの資源物を分別しています。
このように事業系で発生した資源物は、廃棄物処理業者や資源回収業者などの手に渡り、選別加工され、鉄屑業者や非鉄金属業者などに売却されています。
大型スーパーや駅などの商業施設では、自前で選別設備を備えている場合もあります。また、中小事業所から発生する空き缶などの資源物は、有料で自治体の資源化施設で受け入れているケースも見られます。

分別収集ルートだけでなく、不燃ごみからも鉄類としてスチール缶が回収されており、約8割の区市で不燃ごみ収集からもスチール缶を回収しています。
不燃ごみから回収する鉄類の加工形態は「破砕後、磁選」が最も多く39.9%、次に「破砕後、磁選してプレス」が22.3%です。
アンケートで不燃ごみからのスチール缶回収量(または鉄類回収量)を回答した555区市によると、平成22年度実績で鉄類全体の回収量は合計282,125トンで、内スチール缶は16,321トンでした。これを全国ベースに換算すると鉄類全体の回収量は415,954トンで、内スチール缶は24,064トンになります。 |